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口の健康:体の健康の窓口

出版日時2025-11-14

それはまるで「窓」のようなもの。歯や歯ぐき、口の粘膜の状態を見ると、体全体の健康状態が分かります。しかも、口の中の問題が体の他の部分に悪影響を及ぼすこともあるのです。では、分かりやすく説明していきましょう。

なぜ口の健康が全身の健康に関係するのか?

  • 口の中にはたくさんの細菌がいます。その多くは無害ですが、口は消化器(口から肛門まで食べ物が通る管)や呼吸器(空気が通る管)の入り口でもあります。そのため、口の中の細菌が体内に入り、病気を引き起こすことがあります。
  • 正しい歯磨きやフロス、そして体の自然な防御機能によって、これらの細菌は通常コントロールされています。しかし、ケアを怠ると細菌が増え、虫歯や歯周病を引き起こします。
  • 一部の薬(風邪薬、アレルギー薬、鎮痛剤、利尿剤、抗うつ薬など)は唾液の分泌を減らします。唾液は食べかすを洗い流し、細菌が作る酸を中和します。唾液が減ると細菌が増え、病気のリスクが高まります。
  • 重度の歯周病(歯周炎)は、口の中に炎症を引き起こします。研究では、この炎症や細菌が他の病気と関係していることが示されています。また、糖尿病やHIV/AIDSなどの病気は免疫力を低下させ、口の病気を悪化させます。

口の健康と関連する全身の病気

口の問題が体に影響する病気

  • 心内膜炎(しんないまくえん):まれですが命に関わる病気。口の中などの細菌が血液を通って心臓の内膜に付着し、感染を起こします。
  • 心臓病血管疾患:口の炎症や細菌が心臓病、動脈硬化、脳卒中などに関係している可能性があります。
  • 妊娠への影響:重度の歯周病は、早産や低体重児のリスクを高めるとされています。
  • 肺の感染症:口の中の細菌が肺に入り、肺炎などを引き起こすことがあります。

体の病気が口の健康に影響するもの

  • 糖尿病感染に対する抵抗力が弱くなるため、重度の歯周病になりやすくなります。また、歯周病は血糖コントロールを悪化させることもあります。定期的な歯科受診は糖尿病の管理にも役立ちます。
  • HIV/AIDS痛みを伴う口内炎(粘膜病変)がよく見られます。
  • 特定のがん歯周病は、口腔がんや胃がん、腸がん、肺がん、乳がん、前立腺がん、子宮がんなどと関連があるといわれています。
  • アルツハイマー病進行すると口の健康状態も悪化する傾向があります。
  • その他の病気摂食障害、関節リウマチ、シェーグレン症候群(唾液が出にくくなる自己免疫疾患)も口の健康に影響を及ぼします。

歯科医には、服用中の薬や健康状態の変化(例:新たな糖尿病の診断や最近の病気)を必ず伝えましょう。

口の健康を守るためのポイント

  • 12回、2分間歯を磨く柔らかい毛の歯ブラシとフッ素入り歯磨き粉を使いましょう。舌も忘れずに!
  • 毎日歯と歯の間を掃除するフロスやウォーターフロッサー、歯間ブラシなどを使用(歯ブラシだけでは届きません)。
  • 健康的な食事を心がけ、砂糖の摂りすぎに注意。
  • 歯ブラシは34か月ごとに交換(毛先が曲がったら早めに)。
  • 1回以上は歯科検診クリーニングを受ける。 状況により、歯周病専門医(ペリオドンティスト)を紹介される場合もあります。
  • タバコは吸わない(喫煙噛みタバコなど)。
  • 歯の痛み、歯ぐきの出血、長く続く口内炎などがあれば早めに歯科を受診。
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